初心者でも失敗しない野立て看板デザインの作り方【基本ルール編】
野立て看板デザインで最初に押さえる基本ルール
野立て看板を検討している方の多くは、
「失敗例は理解した。では、実際にどう作ればいいのか?」
という段階に進みます。
この記事は、まさにその疑問に答えるためのものです。
デザインで“加点を取りにいく”ための考え方を整理します。
野立て看板デザインの基本ルール
野立て看板のデザインで、まず意識すべきことは
情報を入れすぎないことです。
初めて看板を出す方ほど、
「せっかくなら、たくさん伝えたい」
と考えがちですが、これは最も陥りやすい間違いです。
野立て看板で伝える情報は、最大でも次の3つまでに絞ります。
- 業種・サービス内容
- 強み、またはエリア名
- 店名・会社名、電話番号
これ以上情報を増やすと、
ドライバーが走行中に内容を理解できなくなります。
色数は「少なさ」が正解
色使いも同様です。
使う色は、背景1色+文字2色までを基本とします。
色数を増やすと目立つように思えますが、
実際には視線が分散し、何も印象に残らなくなります。
特に注意したいのが、
薄いピンクや薄い黄色などの淡い背景色です。
一見やさしい印象に見えても、
屋外では文字が読みにくくなることが少なくありません。
写真を使うなら「1点集中」
写真を使う場合は、
被写体は1つ、画面の7割以上を占めることが理想です。
よくある失敗として、
- 写真が暗い
- 画面全体に情報が写り込んでいる
- 何の写真かわからない
といったケースがあります。
走行中の車内からは、
小さく情報量の多い写真は「汚れ」にしか見えないこともあります。
雑誌広告やWebデザインは通用しない
掲載主が自社でデザインする場合や、
これまで雑誌・新聞折込・Web広告を制作してきたデザイナーに
そのまま依頼した場合に多いのがこのパターンです。
「近くで見るときれい」
「パソコン画面では問題ない」
しかし、
道路沿いで、運転しながら見る看板では通用しません。
これはプロのデザイナーであっても、
屋外広告の経験が少ないと陥りやすい点です。
画面上の色と実物の色は違う
Illustratorなどでパソコン画面を見ながら決めた色は、
実際の看板では見え方が変わります。
モニター環境や印刷素材、
屋外光の影響を受けるためです。
可能であれば、
実際に使う素材でA4サイズ程度の大きさで色サンプルを作って確認する
ことをおすすめします。
周囲の環境もデザインの一部
企業にはイメージカラーがある場合も多いですが、
設置予定地の周囲にすでに看板がある場合、
その色と似ていると埋もれてしまいます。
また、
- 背景に建物がある
- 樹木が多い
といった環境も考慮し、
あえて色を変える判断も必要です。
装飾は「効果」ではなく「ノイズ」になる
花柄や装飾線、ドロップシャドーなどは、
雑誌広告では効果的な場合があります。
しかし野立て看板では、
汚れや影にしか見えないことが多く、
結果として読みにくくなります。
凝ったデザインよりも、
シンプルで分かりやすい構成が最優先です。
視認性や情報量のバランスを誤ると、
期待した効果が出ない場合があります。
実際によくある失敗例については、野立て看板でよくある失敗例の記事も参考にしてください。
まとめ
野立て看板のデザインは、
「きれいに作る」ことが目的ではありません。
- 情報を絞る
- 色を抑える
- 写真は大きく
- 周囲の環境を読む
この積み重ねが、
3秒で伝わる看板デザインにつながります。
迷ったときは、
「走行中のドライバーに、これが一瞬で伝わるか」
この視点に立ち返ることが、
失敗しない最大のポイントです。
